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ニュースレビュー『相続税の申告と税務調査』(平成29年8月20日号)

2017.08.20

相続税の申告と税務調査

1.相続税の申告状況

平成27年中(平成27年1月1日~平成27年12月31日)に亡くなられた方から、相続等により財産を取得した方についての相続税の申告状況は次のとおりです。

(1)平成27年中に亡くなられた方(被相続人)は約129万人で、このうち、相続税の課税対象となった被相続人の数は約10万3千人で課税割合は8.0%(平成26年は4.4%) でした。1.8倍に増加した理由は平成27年1月1日以後の相続税の基礎控除額の40% カットだと考えられます。

相続人が3人の場合の基礎控除額は4,800万円です。
  (平成26年12月31日までは8,000万円でした。)

(2)被相続人1人あたりの課税価格(基礎控除の控除前の財産額)は1億4,126万円、相続税額は1,758万円です。

(3)相続財産の金額の構成比は、土地38.0%、現金預金等30.7%、有価証券14.9%の順です。

 2.相続税の税務調査の状況

(1)相続税の実地調査先の81.8%で財産の申告漏れ等(無申告を含む)がありました。

(2)実地調査1件あたりの申告漏れ課税価格は2,517万円あり、追徴税額(加算税を含む)が489万円でした。

申告漏れ等財産のベストスリーは、① 現金預金等 ② 土地 ③ 有価証券 となっています。

【参考】

贈与税の実地調査では調査先の92.7%に申告漏れ等(無申告を含む)が指摘されています。

実地調査1件あたりの申告漏れ等の課税価格は540万円、追徴税額は136万円になっています。

 

(資料出典:国税庁)

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②ニュースレビュー 『相続税の申告と税務調査』(平成29年8月20日号)

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本号の担当は、税理士 竹村 でした。