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ニュースレビュー『税務署の内部事務のセンター化の開始』(令和3年6月20日号)

2021.06.20

税務署の内部事務のセンター化の開始

①概要
国税庁は、税務署の内部事務のセンター化を予定しています。ここで言う 「内部事務」 とは、申告書の入力処理、申告内容等についての照会文書の発送などの事務とされています。
国税庁は「業務センター室(仮称)」 を置き、内部事務をそこで集約処理します。センター化の実施開始は各税務署によって異なりますが、令和8年にはすべての税務署がセンター化の対象となるそうです。
広島国税局では、令和3年7月12日に広島南税務署他のセンター化が開始されます。福山税務署や尾道税務署の開始時期はまだ公表されていません。

②目的
内部事務をセンター化することにより、税務署が外部事務に注力することが1つの目的のようです。
「外部事務」 とは、税務調査滞納整理徴収事務とされています。また、センター化する内部事務についても、効率化、高度化を図るとされており、還付金の迅速な返還なども目指されているところです。

③納税者への影響
センター化が行われた後も、納税証明書の交付や現金領収、面接による相談等の窓口対応は、従来どおり所轄税務署で行うこととされています。
ただし、申告書等を書面で提出する場合には、郵送でセンターへ送付することになります。所轄税務署の窓口及び時間外収受箱へ提出することも可能とされていますが、センターへの郵送が要請されています。

④終わりに
しばらくは税務署への紙提出は許されそうですが、いずれは 「書面での提出はすべて国税庁の方に送付」 ということになるかもしれません。郵送準備や郵送料などを考えると納税者にとってセンター化は不利に働きそうですね。
税務署が税務調査等の外部事務に力を入れるとなると納税者側は、より注意して納税することになるでしょう。
我々会計事務所も更なる税法の理解が求められるため、気を引き締めたいところです。

 

【 参考 : 国税庁HP 】

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本号の担当は 杉之原チーム でした。
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